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島産ヘチマをいただきました。沖縄ではヘチマはよく口にする野菜で沖縄方言で「ナーベーラー」と呼んでいるのを聞いたことあるかもしれませんが、波照間島ではちょっと音が変化して「ナビラー」と呼びます。ナーベーラーもナビラーも元々の語源は「鍋」で、昔は鍋をヘチマタワシで洗っていたことによります。
ナビラーは50代以上の島の男性などに聞くと「子どもの頃に嫌というほど食べさせられた。味噌汁といえば必ずナビラーが入って嫌だった」と、食材が限られていた昔の時代のヘチマづくし料理をトラウマ的に感じて今は食べたくないという話もよく聞きます。それだけ身近にあってよく使われる野菜だったということですね。
さてそのナビラーですが、今回は和え物にしてみました。まずはナビラーの先端と末端を切り落とします。この時、切れっ端をペロッと舐めて、このヘチマが苦くないことを確認しましょう。これは、ウリ科野菜の中には時折、非常に苦味が強いものが混じっていて、それはククルビタシンという苦味成分によるものなのですが、ひどいときには中毒症状を起こすからです。
同じツルからとれたナビラーでも、苦いものと苦くないもの両方が実る可能性があるので、一つ一つ確認しないと苦いナビラーを避けることができません。料理してから味見して、なんじゃこりゃぁ?!となって全部食べれなくなるよりは、切る前に苦いかどうかを確認した方が賢いです。
苦くないことが分かったら皮を剥きましょう。もう一つの切れっ端は、染み出したエキス(すなわちヘチマ祭みたいなもの)を気になるお肌にペタペタぬってお肌にもナビラーを与えてあげましょう。
1cm超の厚めに切ります。大きいものは半月状にしてもよいです。
ラップなどをかけて電子レンジで3〜4分、しんなりするまで加熱しましょう。
水分がどんどん出てきて、体積比4分の1ぐらいに小さく、クタッとなります。あとはサバ缶やツナ缶などを加え、しょうゆや酢、だしの素などお好みの味に整えます。ここからサッととき卵を加えて炒めてもいいですね。ナビラーから出てきた水分はそのまま汁多めの和えものとして食べても美味しいですが、今回は和えものには入れず定食のみそ汁の出汁として加えました。
あとはプランターで栽培しているニラも収穫してニラ卵炒めを作りました。
ニラも野菜薄のときに備えて常備しておける貴重な島野菜の一つです。こちらも定食つけ合わせで出しましたよ〜
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