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10/23(火)11:30〜15:00通常営業します。

港でとれた小魚「パダラ」をいただきました。全長10cm未満の目の大きな小魚です。冷凍された状態でいただきましたが、とってすぐ冷凍されてあったので解凍した状態でも生き生きとした感じがしました。
このパダラは島での方言名ですが、和名はヤクシマイワシというそうです。イワシという名前がついていますが、一般的なイワシとは分類が違う別物のようですね。大きさからして波照間港に来ていたパダラはこのヤクシマイワシの稚魚にあたるんでしょうか。

このパダラ、波照間ではある時期に限ってとれます。それは台風や猛烈な時化のあと。外洋で群れで生息しているパダラや他のイワシ類などの小魚が海の荒れる台風時に波照間のような島の港へ避難しに逃げ込んでくるそうです。今回のパダラも島の方が港で網を投げてとったとのこと。
いただいたパダラはウロコも取らず丸のままから揚げにしてシークワーサーをかけて食べました。シンプルなのが一番美味しいですね。キビナゴの味に似ているなぁと思いました。リンク先のサイトには、このパダラを丸干にしてカラカラになったものをフライパンで炙って食べるのが美味しいと書かれてあり今度ぜひ試してみたいです。

今回のパダラ、残念ながらスタッフのまかないのお話で当店ではメニューにありません、あしからず。ただ、島内の居酒屋では台風のあとメニューに出ることがあるみたいですよ。完全な地元民向けの魚なので、偶然口にすることができた方はラッキーですね!
10/22(月)11:30〜15:00通常営業します。

島産パンダマを仕入れました。パンダマは波照間での方言名で、表が緑色、裏が紫色をした厚みのある葉をしている野菜で、その葉や若い茎を食べます。沖縄では「不老長寿の薬・血の薬」とされ、ハンダマと呼ばれることが多いです。
このパンダマは沖縄だけではなくいくつかの地域で伝統野菜として流通していて、それぞれの場所によって呼び名も違います。石川県金沢市では金時草(きんじそう)、愛知県では式部草(しきぶそう)、熊本県では水前寺菜(すいぜんじな)と呼ばれているそう。

寒くなる地域では冬に地上部が枯れてしまうため夏野菜とされていますが、あたたかい沖縄では年中生育する優秀な島野菜です。むしろ島では冬の気候の方が葉裏の紫色がより濃く鮮やかになりとても美しいです。
今の時期のこの紫色はそういう意味で言うとまだまだパンダマらしさには物足りない色ですね。
このパンダマをさっと湯がきます。パンダマは火を通すと黒っぽくなりヌメリが出ます。ギューッと絞ると紫色の汁がしたたります。この紫色は抗酸化作用のあるポリフェノールのアントシアニンですね。
うちでは水切りした豆腐と和えて、おろしニンニク、だししょうゆ、だしの素、(あとはお好みでかつお節やゴマ、ゴマ油など)で味付けすることが多いです。パンダマは独特のクセのある味とぬめりがありますが、この豆腐和えは比較的食べやすいのではないかと思います。

上の写真では豆腐がほんのり紫色に色づいている程度ですが、真冬のパンダマで作るとしっかりと全体的に紫色に染まるので、うちの厨房では「パンダマの紫和え」という呼び名で通っています。これから冬の間、ちょくちょく作っていきたい付け合わせのひとつですね。
10/21(日)11:30〜15:00通常営業します。

9月頃からサトウキビの秋植えのシーズンに入っていて、この2〜3ヶ月で農家の方はせっせと苗をつくり畑に植え付けていきます。
サトウキビの苗というのは上の写真のように、サトウキビの節を含む部分を同じ長さに切りそろえたものです。この節には植えたら芽が出るであろう小さな芽がついていて、苗を作る時にはこの芽の善し悪しを選別しながら切りそろえていきます。

切った苗は袋やコンテナに入れ、水につけて水分を吸わせたあとに畑に植え付けていきます。
この時期は島のあちこちで苗切りと植え付けの様子を見ることができます。苗を切り出すためにサトウキビを倒して皮をはいだりしているので、観光客の方の中には、もしかするとサトウキビの収穫作業と見間違える方もいるかもしれませんね。ちなみに植え付けたサトウキビを収穫するまでは1〜1年半かかります。意外と長いという印象をもたれるかもしれません。

収穫作業は例年12月〜3月頃の冬季シーズンに行われます。今年もこの苗の植え付けとともに、そろそろ収穫シーズンのあれこれについて農家の方がうわさ話をする時期となってきました。夏が終わって観光客の数は減ってきますが、これからの季節が島にとって活気がある時期になると言えるかもしれないですね。
10/19(金)11:30〜15:00通常営業します。明日10/20(土)の営業はお休みします。

いんげんの胡麻和えをつくりました。これも島野菜が品薄の時期によく作る定食付け合わせの1つです。
さっと塩ゆでしたあと冷まします。
その時、扇風機の風を当てて一気に冷やすようにしています。青物の野菜を茹でるときはだいたい同じように扇風機の風に当てるか氷水で急冷するようにしています。余熱で火がはいりすぎるのを防ぐことで歯ごたえや鮮やかな色を保てるのではないかと思っています。
ゴマは使う分だけその都度フライパンで煎ります。
そのあとすり鉢ですると本当に香ばしいゴマの香りが厨房に立ち込めて、この香りをかぐだけですでに美味しい気持ちになります。
調味料と混ぜ合わせてできあがり!

なかなかご家庭ではわざわざゴマを炒ったり、すり鉢ですったりはしないかもしれないですが、このひと手間でグンと美味しさがアップしますね!
10/18(木)11:30~15:00通常営業します。10/20(土)の営業はお休みします。

秋雨前線の影響でしょうか、ここ2~3日雨や曇りの天気でした。予報では今日ぐらいから雨が止むことになっていますがどうなりますかね。

お店に来られたお客様の中にはせっかく来たのに天気が悪いことをとても残念そうにしている方も。
当店では島の風景や星空のポストカードを販売していますが、天気の悪い時期に来島した方は、このポストカードを見て「ほんとにこんなにきれいに見えるんですか?!」と驚く方も。
どんよりした日と晴天の日では海の輝き方が全然違いますもんね〜。天気にめぐまれて、一度この美しさを目前にした方はいつまでも心の中に焼き付く風景になることでしょう。残念ながら見られなかった方は、次こそは…とリベンジのきっかけになるかもしれないですね。
10/17(水)11:30~15:00通常営業します。

一昨日の夜の話ですが、「沖縄の火の神について」という講演が島であり聞きに行ってきました。50~60人ぐらいの島民が聞きに来ており火の神への関心の高さがうかがいしれます。
火の神は沖縄ではヒヌカン、ピヌカンなどと呼ばれ(波照間ではピナカン)、昔から生活に必須の火を畏れうやまう気持ちから生じた民間信仰です。中国のかまどの神信仰と融合して台所にまつられ、一家の守護神として家族の繁栄、健康、安全などを祈願したり報告したりする存在です。講演では、沖縄では8~9割の家庭に火の神があると言っていました。

火の神というと、何も知らない人が聞くと、火事が起こらないようにまつる火の用心の神様かと思うかもしれませんね。しかしそうではなく、台所にあることもあり、家庭の女性が家族を想って日常的に家庭内であらゆることがあるたび拝まれる身近な神様です。

講演では時代の変化とともに拝むスタイルや慣習、まつられる道具なども変わっていったことがユーモアをまじえながら紹介されていました。

例えば、香炉をはじめ火の神の道具は白色でなくてはいけないとされていますが、それが定着していったのは戦後のこと。昔は色の決まりはなかったそうですが戦争で何もかも焼けてしまった沖縄本島において、陶磁器の流通の事情で内地から入ってきた白色の道具を使い始めたそう。それが神事をイメージする色だったためにユタが後付けで火の神の道具は白であるべし、という決まりごとのようなことを言い始めたとか。

ちなみに仏壇の香炉は沖縄では青色でニライカナイの海の青色をイメージすると言われていますが、これも神様の白に対して、あの世の海の青として、たまたま内地から入ってきた青色の香炉を使っていたのを、あとからユタなどによって後付けされたイメージだとか。

神様事情も時代とともに変わっていくし、地域や家庭によってもさまざまに違っていたりして、経典や聖書などのない民間信仰独特のバリエーションを持っていることが分かって面白かったです。

参加した島民もお家で火の神をまつっているものの、やり方はこれでいいのだろうか?とか、ほかのお家ではうちと違うやり方みたいだけどどっちがいいのか?などと日ごろから感じていたかもしれませんね。

面白かったのは講演が終わって帰る時に、外の暗がりでおばぁ達が「さっきの先生はあんな風にすると言ってたど、うちはちがうよ〜、昔から○○は××したらダメと言われてきてるからあんなのはやったらダメだよ」「うちは△△と言われてるさ〜」などなどとても熱心に報告し合っていたことでした。

全体を通して火の神は沖縄ではとっても身近で人間くさい神様としてまつられているんだなぁということがよく分かりました。
10/16(火)11:30~15:00通常営業します。

昨日はぱいじま2が故障による整備のため運休し、3便とも小型の高速船が来ました。
今日もぱいじま2は運休のようです。ぱいじま2と小型高速船ではかかる時間が倍近く違うので、船で来る荷物を取りに行ったり、人の迎えなどに行く時は、今日はどの船が来るのか知っておかないと時間がずれてしまいます。

ぱいじま2が波照間航路に就航したのはちょうど1年前の今頃です。一年たった今、いろいろと問題のある状況に「なんだかなぁ…」と島民はみんな思っているのではないかと思います。
10/15(月)11:30~15:00通常営業します。

昨年ごろから新しくメニューに加えているドリンクに黒糖ジンジャーがあります。黒糖とショウガで作ったシンプルなドリンクですが、やっぱり波照間産の黒糖が美味しいから、ドリンクも美味しくできちゃうんですねぇ。

まずはショウガを薄くスライスしまして
ショウガと同重量の砂糖類をまぶします。砂糖類というのは、黒糖とキビ砂糖と白砂糖の3種類を合わせたもの。100%黒糖だとちょっとどぎつい感じの味になるので他の砂糖も混ぜることにしています。まぶしてしばらくするとショウガの水が出てきます。このまますぐ火にかけ煮だしてもいいと思いますが、うちでは一晩置いてショウガの水分を出しきるようにしています。
グツグツと煮込むこと約1時間。こげ茶色の木の皮は原型のシナモンです。シナモン風味をつける時は皮ごと一緒に煮だしています。途中、水分がとんであまりにも粘度が高くなりそうな場合は水をさして濃度を調整します。程よいところで火を止めて、シロップとショウガを分離してできあがり。
炭酸で割ったり、寒い季節にはお湯割りで。

出がらしのショウガはみじん切りにしたのち小分けにして冷凍保存。島野菜カレーを仕込む時に毎回このショウガを入れています。出がらしながらりっぱにカレーの隠し味となってるかもしれませんね!
10/14(日)11:30〜15:00通常営業します。

大豆のひじき煮をつくりました。このひじき煮の中で地味にいい食感を出してくれているのがキクラゲです。こちらで売られているキクラゲはとっても分厚くて大きくて食べごたえがあるんですよ。
↑乾燥状態。水戻し前。
↑水で戻すとこんなに大きくなります!
こんなにたくさん入って200円!島内売店にて売られております。おそらく台湾とか中国産だとは思うのですが、うちでは重宝しております。私たちはこのキクラゲを、料理好きの友人にお土産やおくりものとしてプレゼントしたりすることも。キクラゲ好き、乾物好きの方にはとても喜ばれますよ〜。
10/13(土)11:30〜15:00通常営業します。

昨日の高速船は結局全便欠航となりました。少し高めの波予報でしたが、ぱいじま2なら問題なく運航できていたはずの状況。どうやらぱいじま2がエンジントラブルで故障してしまったために欠航となったようです。故障やトラブルの回数が多すぎますね。
シークワーサーをいただきました。さわやかな香りと味がたまりません。飲み物に入れたり、お酢がわりに料理に少し入れるとそのさわやかさがよく生かされます。

シークワーサーは夏の柑橘なのでそろそろシーズン終了ですね。シークワーサーとよく似た沖縄の柑橘に四季柑(しきかん)というのがありますが、これは年間を通して実をつけます。シークワーサーより皮が薄く黄色味が強いですが、同じように爽やかな酸味が年中楽しめるので重宝しています。
10/12(金)11:30〜15:00通常営業します。

昨日は夕方から冬のような北風が吹いて雨も降り肌寒くなりました。やっと涼しくて過ごしやすい時期になりそうですね。

白菜のコールスローを作りました。この白菜は島産ではありませんが、これからの季節によく作るようになる付け合わせの一つですね。塩コショウと四季柑果汁とツナ缶で和えました。ツナ缶は油を切らずにそのまま入れることでツナのだしを調味料がわりに使っています。

昨日のブロッコリーにしても今日の白菜にしても島産以外の野菜ですが、ちょうど今は野菜栽培の端境期にあたって島野菜が少ないため、こういう野菜料理も増えてきます。島のあちこちの家庭では今頃から畑を冬野菜用に変えて播種していく時期ですね。