9/10(木)通常営業

9/10(木)11:30〜15:00通常営業します。朝方、すでに閉じ始めているドラゴンフルーツの花に出会いました。ドラゴンフルーツは月下美人などと同じように一夜限りのビッグな花を咲かせます。日没後数時間で完全に開ききり、朝日が昇ってくると徐々に萎み始めます。大きくて立派な花なので道すがら出会うと嬉しくなります。
夜から朝になる時間帯は涼しいし、夜の生き物から昼間の生きものへバトンタッチする時間帯なので、散歩すると面白いですね〜
さて台風による物流の停滞で八重山地方ではスーパーなどでも品薄が続いているようです。野菜なども九州までは陸路、九州からは貨物船に載せられて運ばれてくるので、台風じゃなくても品物の鮮度があまり良くないのがデフォルトです。そのような状況下では、定食つけ合わせに使える野菜が少ないという事態はたびたび起きてしまう。そんなときに常に自家栽培しておき、畑に行けば収穫できる野菜は救世主。
先日ブログでも紹介したパンダマ(水前寺菜、金時草)もその一つですが、エンサイ(空芯菜)も貴重なお助けマンです。
茎の芯が空洞になっていることが名の由来の空芯菜は、茎を挿しておけばいくらでも増やせるし、暑さや害虫に強く、なんといっても他の野菜が育たないような真夏でももりもりと成長します。柔らかい茎を炒め物にする東南アジアではポピュラーな野菜。沖縄ではウンチェー/ウンチェーバーと呼ばれますが島ではエンサイという名前の方がよく聞かれます。
今回はやわらかい葉っぱを使ってナムルにしました。
茹でるとぬめりが出ます。島ゴマもたっぷりまぶしました。栄養面では、βカロテン、カリウム、ビタミンK、鉄などが多く含まれるそうです。
他には島産ゴーヤーのツナ和え。今日の味付けは、ツナ缶(油ごと)、しょうゆ、だしの素です。
そして島産オクラのかつお節しょうゆ和え。島産オクラは丸オクラでやわらかくて美味しい。そしてまぶしてあるかつお節は出汁に使う厚切りのかつお削り節を使います。
このかつお節をから炒りして水分を飛ばし、からっからになったところを手でバリバリと握りつぶして粉々のふりかけ状に。それをストックしておき和え物やちゃんぷる〜に使うと、出汁の味をしっかりきかせた一味違う料理になります。花かつおより香ばしいかつお節がガツンとしっかりそのうまさを主張します。
他には島らっきょうの天ぷら。アーサーのストックがなくなったので、昨日は青のりを衣に入れて風味づけ。安定の美味しさです。

そんなこんなで島産野菜に助けられながら仕込みを終え、営業中ハッと気づいたら昨日はつけ合わせすべて島産野菜でした。
つけ合わせが全部緑色系という彩りのバランスの悪さはありますが、千切りに混ぜてある島カボチャのオレンジ色が色の偏りをカバーしてくれています。つけ合わせがすべて島産野菜というのはなかなかレアで滅多にないことなので記念に写真撮っておきました。
最近の観光客のお客様は若い年代の方々が多いので、食べ慣れない空芯菜などお口に合うかな〜と思っていましたが、皆さんきれいに食べられていて良かったです。

あやふふぁみ

日本最南端「波照間島」にある食堂 草木染めや土産物雑貨ショップも併設 営業時間 11:30~15:00(冬季は〜14:00) ランチ営業のみ、夜は営業していません 不定休 予約不可 誠に勝手ながら電話/メール/SNS等による問合せには対応しておりません Ayaffami / Hateruma / Okinawa / Japan