4/11(木)通常営業
4/11(木)11:30〜15:00通常営業します。
昨日の波照間島の最高気温は31.3℃、同日に関東地方を中心に寒波が訪れ雪が降ったというニュースを聞き驚くばかりです。とはいえ波照間島も午後3時ごろを境に突然分厚い雲に覆われ、風向きが北風に変わりひんやりした風が吹きはじめました。この天気の変わり身の早さにはビックリしますね。午前と午後で全く違う場所のようです。
さて昨日ブログはモズク不作のニュースからうちの味噌汁について書きました。せっかくなのでもうすこし味噌汁についてご紹介します。
味噌汁が美味しいと言っていただいたお客さんから「出汁は何を使っているんですか?」と聞かれることがあります。基本的にはかつお節といりこを使い、補助的に顆粒だしを足しています。味噌は米、麦、大豆の甘口の合わせみそを2種類混ぜて使っています。
いりこは瀬戸内海の伊吹島(香川県)産のものを使っています。
いりこを仕入れるとすぐに頭と腹わたを取り除いて背骨から半身に割ります。割ったあとにフライパンで弱火で焦がさないように気をつけながらじっくりと炙って乾燥させていきます。ポキンと折れるぐらいになったら冷まして密閉袋に入れた上で冷蔵保存します。この状態だと半年以上経っても新鮮で香ばしいいりことして食べるも良し出汁としても良しな状態を保てますよ。
波照間島では年間を通して高温多湿なため、一般的には常温保存可能とされている乾物でも状態良く保存することはできません。干ししいたけや切り干し大根なども常温保存だとあっという間に湿気て変質して茶色くなってしまいます。乾燥冷蔵保存は必須ですね。
かつお節は1番出汁だとパンチが効きすぎて風味が強すぎるので味噌汁には2番出汁を使っています。香ばしいいりこでとる出汁はやさしくて旨味が強く、両者を合わせるととても良い塩梅になります。これだけでも美味しいのですが、最近は少量の玉ねぎを入れたり、キャベツやレタスなどからとった出汁も加えています。食べられるのだけどお客さんに出すのは見た目的に憚られる部位を出汁として再利用している感じです。
こんな風にたかが脇役の味噌汁ですが、出汁も具もたくさんの美味しい要素が詰まった贅沢な一品になっています。定食にはもれなくついてきますが、単品でも注文可能です(1杯50円)。
お客さんの中には時々、カレーライスと味噌汁単品とか、タコライスと味噌汁単品というご注文をされる方もいますよ。あ、なんか味噌汁飲みたい、とふと思う時ありますよね。旅の道中なら尚更のこと。味噌汁のんでホッと一息ついてもらえればとても嬉しいです!
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