2/25(月)通常営業
2/25(月)11:30〜15:00通常営業します。
時折、雨がパラパラと降ってきて少し肌寒く感じます。
さて昨日は、観光客の方が島内で島バナナを手に入れるチャンスが少ないという話をしました。同じように、島民はふつうに食しているけれど観光客には手に入れにくいものとしてヤギ肉があります。
先日、お客さんから「ヤギ肉を食べられる場所ってありますか?」とたずねられました。もしかすると居酒屋などで一時的にヤギ肉を出すことはあるかもしれませんが、基本的に常時ヤギ肉を食べられる場所は島にはないのではないかと思います(島民の方、もしありましたら教えてください)。
そのお客さんは残念そうに「実はヤギの肉が食べたくてこの島に来たんですよ」「あんなに島のあちこちにたくさんのヤギが飼われているのにここでは食べられないですか〜」と話していました。
島のヤギは、空き地の除草目的で飼うこともありますが、基本的には食用として飼っています。何かの行事の時に自分たちでつぶして、刺身やヤギ汁として食べます。また何年か前にヤギの生産組合もできて石垣島にヤギを出荷(生きた状態で売る)したりもしているようです。
島内には食肉加工場がないので、つぶす時は島の男性が昔からのやり方で屠殺して解体しています。このやり方だとヤギ肉を商品としてお店に卸すことが難しいという話を島民の方から聞きました。各家庭の冷凍庫にはヤギ肉のストックがあったりしますが、それが観光客の方が食べられる形で流通することはほぼないというのが現状だと思います。
観光客の方からすると、島をぐるりと散策したとき、島バナナもヤギもどちらもあちこちで見かけるけれども、それを味わうことはできない不思議な現象ですよね。旅に出たらせっかくなので地元の美味しい食材を食べたいと思う方は多いです。
そういった方の希望に応えるような島産食材の流通システムや販売所などがこの島にできれば、観光客受け入れ態勢の向上にもつながりそうです。何より海の美しさ、星空の素晴らしさに加えて、食の美味しさのファンができそうですよねぇ。今後に期待します。
0コメント