6/9(水)お休みです

6/9(水)緊急事態宣言に伴い休業中です。

現在、波照間島内のほぼすべての飲食店が休業中です。ご来島予定の方はお気をつけください。
やっと梅雨らしい雨で涼しい気温の波照間島。あの連日の暑さを思い出すと天国のようですが、湿度が高いことによる不快感が鬱陶しいです。旱魃により雨が欲しいと言い続けていましたが、あまりにも降り続けると「もう雨はいらない」という気分になってきて人間は勝手なものですね。
さて島内では豊年祭用の神酒(ミキ)の仕込みが行われています。神酒といってもアルコールが含まれるお酒ではなく、米と砂糖から作る発酵飲料です。
材料は米と砂糖と水のみ。
炊いたお米と生米を準備して、ミキサーで粉砕して、それを何度も何度も細かい目の布で濾します。
この段階ではさらさらの米糊を作っているかのよう。かつては沖縄のミキは、口噛み酒といって、口で噛んだ材料を混ぜて発酵させていたそうですが、衛生上廃止され現在の作り方になったとのこと。麹など入れることなく、天然の発酵に任せた作り方です。
砂糖もびっくりするほどたっぷり入るので、砂糖を飲んでいるようなものでもありますね。材料が整ったら、清潔なバケツの中で数日間発酵させます。
ミキ作りで注意しなければいけないのは、雑菌によるカビとアリ。バケツは水を張ったタライの中に置き、さらにその周りに塩を撒いてアリの侵入を防ぎます。神酒だけにまるで塩で結界を張っているかのよう。

うまくできあがれば、甘味と酸味の絶妙なミキが出来上がります。豊年祭の時に飲めるミキを楽しみにしている島人はたくさんいると思います。
↑↓この2枚の写真は1965年ごろの豊年祭の様子。使う道具は違えども今も昔も同じようにお供物を準備します。しかし人口が多かった当時の作る神酒の量は半端ないですね〜
上の2枚の写真は、半世紀前の波照間島の神事を記録した貴重なカラー写真集「HATERUMA1965神事編」撮影:コルネリウス・アウエハント、静子・アウエハントから引用。

あやふふぁみ

日本最南端「波照間島」にある食堂 草木染めや土産物雑貨ショップも併設 営業時間 11:30~15:00(冬季は〜14:00) ランチ営業のみ、夜は営業していません 不定休 予約不可 誠に勝手ながら電話/メール/SNS等による問合せには対応しておりません Ayaffami / Hateruma / Okinawa / Japan