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ここのところ空が白くけぶり、もやがかかったようですっきりしない空だったのはどうやらPM2.5の飛来だったようです。けっこうな量が飛んできているんですね。
そんなPM2.5空の下、潮干狩りに行ってきました。
潮干狩りと言っても内地の干潟などでアサリやハマグリなどの貝を獲る潮干狩りと違って、サンゴ礁のゴツゴツした干潟にいるシャコ貝や巻き貝などを獲ります。
↓こんな景色の中、歩き回って貝を探します。下の写真の中にはシャコガイが写っています。さぁどこでしょう?
正解はこちら↓
こんな感じでウロウロ歩き回っては獲物を探し回ります
これは殻長25センチぐらいのシャコガイです。
殻からびらびら出ている外套膜の色や模様がとても美しいです。
このカレーパンマンのような波型の口がたまりませんね。島民の目は広大な干潟を歩きながらいつもこのカレーパンマン口をセンサーのように探し回るようにできています。一般的に沖縄ではシャコガイのことを方言で「ギーラ」と呼ぶようですが、波照間では「アスケ」と呼ぶそうです。「アスケ」の「ス」の発音は、「ス」と「シ」の間のような音。
↑これは同行者の収穫物。(私たちはシャコガイはその美しさを愛でて楽しみ、個体数保全のため獲らないという主義なので写真だけ撮って収穫はせず)。そしてそんな私たちも含め波照間島民がよく潮干狩りでとりにいく貝がフタモチヘビガイ(方言で「マーリャン」)です。
サンゴなどの中に穴を開けてすみつく巻貝の仲間です
焦茶色のフタを持っていてその隙間から粘膜を出し海に漂うプランクトンを餌に生きているそう。他の島でこの貝を食べる話はほとんど聞きませんが波照間島民はこの貝が大好きです。
こんな感じの車のワイパーを切り取って加工した自作のマーリャン獲りの道具が、どの家庭にもあるぐらいポピュラーなよく食べられる貝です。これを穴に素早く突っ込んで貝柱をぶった斬って貝を獲ります。
獲ってすぐそのまま口に放り込んで食べるとコリコリしていて最高に美味しいです。炒めても汁にしてもどんなにしても美味しい貝です。
普通は貝柱をぶった斬って獲りますが、たまに末端まででろでろりんととれることもあります。これが巻き貝マーリャンの全貌↓
そんな風にマーリャンやシャコガイを獲るのに夢中になった潮干狩りでしたが、昨日は辺り一面に星砂のもと、すなわち生きている有孔虫がいて獲物をとるたびにそのおびただしい数にびっくりするほどでした。
マーリャンのフタの部分が黒っぽくて見えやすいですが、こんな風に本当にどこもかしこもびっしりと有孔虫が散らばっていました。
有孔虫の上を歩いていたと言ってもいいほどでした。
この有孔虫が死んで殻になって浜に打ち上げられると星砂と呼ばれるんですね。観光に来た方なら一度は見てみたいと思う憧れかもしれませんね。そんなお金を出して買ったりするような星砂が、無数に辺り一面びっしりと。。。
貝を獲りながら、これはまるで、シャコ貝の花を眺め
星降る海を散歩しているみたいだな〜と、感慨深くなりました。これも島の楽しみの一つですね。
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