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昨日の地元新聞のトップは「竹富町におけるコロナワクチンの一斉接種がどんな体制になるか定まらず流動的」という記事でした。石垣島では昨日クラスター認定されたコロナ感染例があり、一気に５名の陽性患者が出ました。まだまだ油断ならず、感染したら検査や移送、入院どれをとっても大変な離島では不安が消えません。
このままではワクチン接種する前に、GWの恐ろしいほどたくさんの旅行者を迎えることになるかもしれません。できるだけの対策をするしかありませんが、第４波、第５波が起きないことを祈るのみです。
そんなコロナ禍のホットな話題の記事横に、波照間島関連のビッグニュースが掲載されていました。長年にわたり運航されていなかった波照間⇄石垣島の航空路線再開が早ければ年内になるという内容。
この記事を読んでも大部分の島民は「本当に年内に再開するの〜？」と疑問の目で見ているはず。というのも飛行機が飛ぶ飛ぶと言っては飛ばないという「飛ぶ飛ぶ詐欺」のような状態を島民は10年以上も経験しているためそう簡単には記事を鵜呑みにはできません。何度も裏切られてきた経緯があるのです。今回も慎重に再開までの状況を見守りましょう。
さて、記事の中で飛行機を飛ばす会社は「第一航空」となっていましたが、もう一社波照間島に飛行機を飛ばそうとしている会社があります。記事の中で空港ターミナルにカフェの開店準備をしているとされる「スカイサンタアビエーション」です。
こちらは現段階で波照間島へ飛ばす飛行機を所有しているわけではないようです。飛行機を飛ばすこととともに島民と一緒に島を活性化する事業をやりたいというのが社長の思いでしょうか。以前、ほんの一時期だけ波照間航空路を飛んだ「エアードルフィン」という会社がありましたが(親会社の倒産により波照間航路から撤退)、その時代にエアードルフィン社で波照間線を担当していた方が、スカイサンタアビエーションの現社長のようです。
思いが先にあり、飛行機はない状態ですが、ホームページはここ数ヶ月でどんどん充実してきています。竹富町からの後押しもあり、外部ライターに委託して、島の宿や飲食店へのインタビューなどを行い、人にフォーカスした充実した良記事が書かれており、こちらの記事は今後もどんどん増えていくそうです。
当店についての記事も掲載されています↓
波照間島の人々について知りたい方は、こんな詳細な島民インタビュー記事はなかなかないと思いますので、今後の更新を時々チェックしてみてくださいね。
それにしても「波照間航空路に２社参入」という情報を聞いた時には、「ふぁっ？！」と変な声が出るぐらいビックリしましたが、それぞれに優先させたい事業や思いを持ってのことのようで良かったです。航空路再開が、ただ単に飛行機が飛んだというだけではなく、島の経済や島民生活を向上させるいい方向に向かうことを願っています。
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