9/4(金)通常営業
9/4(金)11:30〜15:00通常営業します。なんだか空の色が薄くなって、少し前の夏空の青い色と明らかに違ってきているんだなぁと思いました。
パンダマは沖縄ではよく食べられる郷土野菜で、沖縄ではハンダマと呼ばれ「血の薬」「不老長寿の薬」として薬草として古くから食されてきました。熊本では水前寺菜(スイゼンジナ)、加賀では金時草(キンジソウ)と呼ばれ、それぞれの場所で郷土野菜として古くから使われているそうです。
葉の表の鮮やかな緑に対し、裏はアントシアニンを含んだ赤紫色をしていて、この裏表の対比がとてもきれいです。昼夜の寒暖差が大きくなるとこの赤紫色が濃くなり、そういう意味では夏場は鮮やかさには欠けます。沖縄では庭の片隅に植えられていて、生で、茹でて、炒めて、と食卓に上ります。うちでは、プランターに植えてあって、野菜が品薄で困っている時などに、サッと摘み取って料理に使えるお助けマンでもあります。
昨日はサッと茹でて水切りした豆腐と和えて定食付け合わせにしました。作ったばかりの写真だと上記のような感じですが、時間が経つとパンダマからアントシアニン色素が出てきて豆腐に色が移り、全体的に赤紫色に染まってきれいです。すこしぬめりがあり、独特のクセのある味ですが、ニンニクやごま油、しょうゆ、だしの素、かつおぶしなどで味付けした甘くない白和え、美味しいですよ〜
他には島産ゴーヤーのツナ和え。写真はないですが島産オクラのかつお節しょうゆ和えも作りました。
ナスの揚げ浸しも作りました。色も鮮やか、味も染み込んだ冷たい揚げ浸し、食欲をそそりますね〜
また定食のご飯にはお漬物の代わりに島らっきょうの甘酢漬けを添えてあります。おばぁが作った島らっきょうをたくさんいただいたので、それがなくなるまでしばらくお漬物はこの島らっきょうになる予定です。
おばぁはもうすぐ85歳になる高齢ですが、自分でらっきょうの植え付け、草取り、収穫をして、そのあとの葉や根っこを取ってきれいにする作業も、甘酢漬けの味つけや漬け込みも1人で全部こなします。その膨大な作業をコツコツできる忍耐強さには、ただただ尊敬します。毎年そのおこぼれをいただけて本当にうれしいです。
台風10号の進路やそのすさまじい勢力に注目されていますね。先の台風9号も非常に強い勢力で沖縄本島付近を通過し家屋や農作物などに被害をもたらせました。しかしけが人も少なく、何より死者を出さなかったのは、台風に対してはるか昔から対策を取り、とるべき行動を皆が守ってきた沖縄県民の行動の結果だと思います。今後の台風の進路が予想される地域の方々も同じように早めに対策を取り、できるだけ被害が最小限に食い止められるよう祈っています。
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