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写真の色鮮やかな紫と白色は一見、芋っぽいですよね。これは芋は芋でも沖縄の自然薯です。
けっこうデカいです。しかしこれはまだまだ本当の大きさの一部分に過ぎません。
こんなに大きい芋の一部を切って売ってもらいました。栽培しているのは島にある民宿あがた村を営んでいる東田さんです。東田さんによりますと1年でこの大きさまで成長するそう。そして1年経った芋はそれ以上は成長せずに種芋となり、その芋の脇にあらたに新しい芋ができてくるのだとか。
この自然薯は沖縄本島では「ダイジョ」と呼ばれているようです。そして波照間島での方言は「ナラボン」と言います。うちのアルバイトさんはこの名前を聞いて「どっかのボンボンみたいですね」との感想。確かに!あるいはどっかのゆるキャラでいそうな名前ですね。
ちなみに「ナラボン」のアクセントは最初の「ナ」にも後半の「ボ」にもありません。抑揚なく平たくフラットに発音してください。ちょっとフランス語チックな感じ?
島でのナラボンの食べ方は素揚げや汁にすることが多いみたいですが、アクの強いヤマイモと思って料理すればいろいろとアレンジができそうです。
生のまま醤油をかけて味見してみると全然クセがなくまさに長芋と同じような味がしました。
拍子切りにして揚げてみます。それにしても紫のナラボンは紅芋にしか見えません。
揚がったら塩胡椒をまぶします。食べてみると外はカリっとして中はホクホク!まるでポテトフライのような美味しさでビックリです。これは島の居酒屋で「ナラボンフライ」と称して出せば人気メニューになること間違いないでしょう。おやつやつまみに最高ですよ。
そして本当のポテトフライよりすぐれている点は揚げてから時間が経ってもふにゃふにゃにならないこと。オードブルやお弁当などに入れるのに最適ですね。是非もっと島で栽培して食卓に登場させてほしい島食材です。
今回は素揚げにしましたが、他のレシピにもいろいろチャレンジしてみる価値がある食材だと思います。
これは昨日お客さんに出した魚のソテー定食。ナラボンフライをはじめ付け合わせも地元産ばかり。島バナナもお客さんに好評です。
このナラボン、沖縄本島ではその大きさや重さを競うコンテストもあるみたいですよ!
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