8/23(月)お休みです
8/23(月)緊急事態宣言に伴い休業中です。
旧盆最終日となった昨日。
そろそろ天ぷらや汁など連日同じお供物を食べ続けるのに飽きてくるころ。
おばぁが「はい、食べなさい〜」とカメカメ攻撃して勧める天ぷらを辞退していたら、「おばぁはよ、天ぷらは好きだから、毎日でも食べられるよ〜」とのたまうおばぁ。おばぁの胃袋、強し…
台風の接近が予測されていましたが、船の欠航があったぐらいで、青空も見えていました。
雨が降り始めたのは、そろそろご先祖さまをあの世へお見送りする夜になってから。
日付けが変わろうかという深夜になって、お見送り前の吸い物が供えられます。たいていは、ソーメン汁やアーサー汁が供えられますが、こちらのお家では家人の好みにより中身汁が供えられました。
中身汁は豚のモツ(内臓)を使った汁で、沖縄ではお祝いごとなどでよく作られる郷土料理です。きれいに洗って下処理された豚のモツがスーパーなどで中身汁用に売られていて、臭みも脂っぽさもほとんど感じられません。味付けもカツオ出汁を効かせたあっさりした非常に美味しい汁です。
汁を供えたあとは、あの世へもたせるお金を燃やします。ウチカビという紙にお金を模した版が押された紙を仏壇の前で燃やします。燃やすことでこのお金をお小遣いとしてあの世に届けられるという仕組みです。
親戚のお家では、こんな風なリアルなお金風のウチカビも見かけました。
ご先祖さまはこんなお金は見たことないぞ、とびっくりしているかもしれないですね。
なかなか随所に洒落が効いた作りです。
小遣いをもたせたら、いよいよ、3日間をともに過ごしたご先祖さまとお別れです。仏壇に供えていた供物も人間が食べられるものは生きている人間がいただき、残りはご先祖さまとともにあの世へ送ります。昔はこの送りの日の夜にお墓までご先祖さまを見送っていたそうですが、現在はお家の門の西側で簡易的に見送りの儀式をすませるお家が多いです。
飾り付けられていた仏壇はあっという間に片付けられました。そして無事に3日間の旧盆が終わりました。
現実世界では、石垣島の基幹となる医療施設の八重山病院で診療制限が始まるなどコロナ禍は厳しい状態にあります。いつもなら帰省する親族たちが今年は泣く泣く我慢して過ごした結果が、感染者数の減少につながりますように。
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