2/13(月)通常営業
2/13(月)11:30〜15:00通常営業します。
昨日はあの世のお正月をご先祖様とお墓で祝う十六日祭でした。揚げ物やもち、お菓子、酒などを持ってお墓に行き飲んだり食べたりします。また、あの世で暮らすご先祖様のために、ウチガビというあの世のお金を模した紙を燃やして、ご先祖様に煙の形で届けるという気の配りよう。
親戚が集まる貴重な行事の日ですが、昨日は朝の時点で船の運航が未定だったため、石垣島に住む親戚の中には来島を見合わせた人も多く、人数的には寂しい十六日祭となりました。
この日は自分の家のお墓だけではなく親戚や付き合いのいる家のお墓も回って線香をあげ、先方のご先祖様ご挨拶に回ります。
心配されていた天気は穏やかな晴れ間も出て、寒くて震えることもなく楽しい時間を過ごすことができました。
お墓の形や大きさは、家や地域によって差異はありますが、だいたいお墓の前にちょっとしたスペースがあり、ここでお墓にまつわる儀式や行事を行います。中にはこのスペースに屋根がつけられていて雨天でも濡れない配慮がされているお墓もあります。
さてこれで、旧正月も終え(今年は1月28日でした)、昨日あの世のお正月も無事に迎えて冬の行事はひと段落しました。こういう行事が終わるたび、一家の中で料理や準備をとりしきるおばぁが、「やぶすなりた〜(島の方言で、安心した、の意味)」と言います。家や島に伝わる行事を無事に執り行うことを大切にし責任感を持っているおばぁの気持ちが伝わってきて、いつも頭が下がる思いです。
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