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オリンピック開会式が開催された昨夜、ようやく台風６号がふつうの台風並みに進路を動き始めました。それまでの昨日一日は目の錯覚かと思うほどゆっくりとしか動かず、宮古島や多良間島などは台風の目に入った状態で１２時間以上経っていたようです。
台風６号は進路を宮古島方面に寄って行ったので、波照間島は暴風域に入るか入らないかのギリギリのところでした。
風はかつて経験した大型台風のように恐怖を感じるほどではなく、波照間島で観測された最大瞬間風速も30m/s。今後しばらくは吹き返しの風が吹きそうですがピークは超えたようでホッとしています。
石垣島では市民に親しまれた仲道の三番アコウの木が裂けて倒れたようです。小さい頃からずっとあった大木の引き裂かれるような姿に胸を痛めた市民の声がSNS上でもたくさん聞かれました。
ところで台風って等圧線で表すとこんな風に目玉のように円が何重にも重なった形に描かれます。このぐるぐるした円は中に行くほど気圧が低いわけで昨日だと中心気圧は955ヘクトパスカル。この中心付近の地上でも、同じように気圧が下がっています。
昨日の宮古島でも相当気圧が低くなっていました。しかもそんな低い状態に長時間晒されました。ふだんよりも40ヘクトパスカルも低い状態だと頭痛などの体調不良を引き起こす人もたくさん出てきます。
船酔いしやすい人や耳が敏感な人は、そういった気圧の変化を受けやすいようです。
台風８号が発生してオリンピック開催中の日本に近づく予想が出ていますが、オリンピックに出る選手もこの気圧差による体調変化に悩まされる人がいるかもですね。
さてここ最近で公開された八重山関連の映像作品2つ。
一つめは人類が台湾や南の島から、日本(八重山)にどうやって到達したかを検証するプロジェクトに密着した映像作品。エンジンなどの動力のない遥か昔に、人力だけで本当にたどり着けたのか？Amazonプライムビデオ、U-NEXT、AppleTVなとで有料ですが見られるようです。
そしてこちらはお隣の西表島を舞台にした自然と暮らしのドキュメンタリー。西表島の世界遺産登録を機に今後も自然と調和した生活や文化を継承していくことを目指して作られました。
私たちが染織や島での生き方を学んだ石垣金星・昭子夫妻の日々の様子や自然との向き合い方、自然があるからこその行事、人間生活があることで保たれている自然もあること、などが美しい映像と自然の音、音楽によって構成されています。こちらはYouTubeで無料で観られます。
コロナ禍や台風で八重山旅行を断念した方々にとっても、見応えのある、少しは西表島に行ったような気になる映像作品かもしれませんね。
ようやく通過していこうとしている台風６号ですがとにかく今回は長かったですね。４連休を使って八重山旅行をしにきたのは観光客ではなくて台風６号でしたね。台風期間中家に閉じ込められている間も細々とした事務作業や工房の仕事をちょこちょことこなしていました。
不思議なことにやってもやっても仕事が無くならないのが島生活です。
島バナナに引き続き、石垣島産パイナップルもドライフルーツにしてみました。
これもまた美味でした。生パインをドライにするなんてもったいないと言われそうですが、たくさんもらった時や、甘味が足りなかったり酸味が強かったりした時にはドライパイナップルはいい対処法だと思います。島バナナ同様、味と甘さが濃縮されてつまむ手が止まらないほどでした。
ようやく台風が通り過ぎようとしている今日は、散らかった葉っぱや枝を片付ける日になりそうですね。
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