6/15(火)お休みです
6/15(火)緊急事態宣言に伴い休業中です。
現在、波照間島内のほぼ全ての飲食店が休業中です。ご来島予定の方はお気をつけください。
朝から夏空のような雲が浮かんでいた波照間島。6日間に渡って島内で行われた豊年祭も無事に終わりました。今年も昨年に続きコロナ禍のもと、巻踊り(皆で輪になって手を繋ぎぐるぐる回りながら踊る収穫感謝の踊り)以外はだいたい通常通りの儀式が行われたところが多いようです。
波照間島の神行事は基本的に部落ごとに祀る御嶽で行います。つまり5つある部落それぞれに御嶽があり豊年祭もそれぞれの部落の判断や進行で行います。
島全体の人口が約500人ですので、単純に5で割ると1つの部落あたり100人、子供や年寄り、身内に不幸があったり諸事情により参加できない人を除くと、おそらく実際の豊年祭に参加できる人員は各部落につき約30〜50人。
たったこれだけの人員であれだけの大掛かりで6日間に渡る豊年祭を執り行います。担える島民の数が少なくなっている現在、一人一人の島民にかかる負担が非常に大きくなっているのが懸念事項。個人の負担や犠牲によりなんとか成り立たせている部落も多いです。
数十年昔は人口が現在より3〜4倍多かったそうで、行事や祭りも全員が参加できないものもあったそう。今の状況からは想像できないですが、現在では島民の負担はその頃に比べて3〜4倍以上になっていることでしょう。今後の島の課題ですね。
さて豊年祭で畑にある御嶽を巡る道すがら、無防備な場所にこんもりとしたミツバチの巣がありました。
50〜60センチの楕円形のボール状でしたが、分蜂して成長中の若い巣のようです。蜂がたくさん群がっているので分かりにくいですが、3〜4枚の幼虫を育てるプレートが出来上がりつつありました。普通はもっと陰になる場所に作られることが多いですが、この巣は剥き出しの木の枝にかかっているので、台風やスズメバチなどの来襲を受けてしまうかもしれないですね。
また御嶽の中で豊年祭の儀式のお膳を準備しているとホトトギスの大きな鳴き声が響き渡りました。渡りの途中で島に立ち寄るホトトギスは夜に鳴き声を聞くことが多いですが、このときは昼間の明るい時間。豊年祭の様子を見に来たのかしらん。
豊年祭行事に注力している間に畑ではミントの花が咲いていました。花の色や形はシソ科の花らしく穂状になっていました。どんな香りがするのかな〜と思って匂いをかぐと、葉っぱと同じ爽やかで鼻に抜ける強いミント臭がしました。
ドラゴンフルーツの花も咲いたりして、すっかり夏らしくなってきました。今年は5月から真夏のような相当暑い日が続いたので調子が狂いましたが、本来はこれからが夏ですよね。
〜6/20までの予定の緊急事態宣言、今後どうなるでしょうか?
例年ですと6/20以降は沖縄地方の梅雨明けを見込んで観光客がどっと押し寄せはじめる時期。変異株コロナウィルスが蔓延しつつある状況の中で、急激な観光客増加は再び感染者数の増加を招きそうで怖いですが、かといっていつまでも休業中では生計が立てられません。
これまで感染者ゼロを貫いている波照間島、今後も感染者を出さずにワクチンによる免疫獲得まで辿り着きたいところです。
0コメント