6/4(金)お休みです
6/4(金)緊急事態宣言に伴い休業中です。
現在、波照間島内のほぼすべての飲食店が休業中です。ご来島予定の方はお気をつけください。
下の画像↓は気象庁のHPからのスクリーンショットですが、昨日の波照間島の最高気温33.7℃!
連日の暑さと雨不足による旱魃とで、昨年から植栽し育ててきた畑の果樹や樹木が枯れ始めています。水やりする水源のある畑はなんとか助けられるのですが、そうでない場所ではポリタンクなどで水を運んで水をあげても焼け石に水。育ててきた木の苗が枯れていくのを見るのはつらいものです。
雨が降らなくてお天気が良い=朝焼けがきれい
そんな暑くて雨の降らない一日の始まり。
朝焼けの空に半月ぐらいの月が見えました。日の出の時点でまだまだ高いところにいます。
朝日も水平線から昇ってキラリンと輝きはじめます。
そして太陽がジリジリと容赦なく照りつける日中。もはや太陽の日差しが「暑い」ではなく「痛い」ぐらいの強さです。
空も海もどこまでも青く美しく…
しかし、とにかく暑い!
昼近くになってもまだまだ青空に半月。
飛行機雲がピャーーっと2本のラインを青空キャンバスに描き
雲はズンズンと青空を行進
そして、雨が降らなくてお天気が良い(その2)=夕焼けがきれい
昨日は朝も夕方も、水平線から昇り、水平線に沈む太陽が見られました。
頭がクラクラするぐらい暑かった昨日は、神行事の日でもありました。年間を通して60〜70日以上はあるのではないかと思われる神行事。(以下の写真は、半世紀前の波照間島の神事を記録したカラー写真集「HATERUMA1965 神事編」撮影:コルネリウス・アウエハント、静子・アウエハント より引用)
昨日午後は島内5部落の御嶽から代表女性たちが集まり、合同で儀礼的巡行をする日。巡る先々の重要な祀り地点で、文言を唱えたり、井戸から運んできた水を撒いたり、そして写真のようにオルルを唱えたりします。
オルルは、ウルルと呼ばれたりオリョリョと呼ばれたりしますが、手をほら貝を吹くように口の前で形作り、節回しをつけて歌うようにオリョリョ〜と唱えます。
島のあちこちで何度も何度も唱えます。西から東へ昔は徒歩で、現代は軽トラの荷台に乗り込み、島の聖域を巡ります。
↑昔々、大旱魃の時に牛が発見して島を救った伝説のある重要な井戸シムスケーでは西の部落の御嶽の井戸から運んできた水を、井戸の周りをぐるぐる回りながら撒いていきます。島を支えてくれる井戸に感謝し、また今後も水が絶えることのないよう願いを込めて供える、といった意味合いでしょうか。
こんな風な神事が島のあちこちで日常的に行われています。神行事は人目にさらすものではなく、ひそやかに行われるべきもの。昨日の写真はないですが、半世紀前の写真と同じような格好の女性たちが神事を行う光景が現代も受け継がれていました。
昔は、もし村人が道や畑で神行事中の神司の一行に出会ったら、サッと方向転換し、見ないようにすぐに遠ざかるのが当たり前だったそう。現代はそんな慣行を知らない業者の人や観光客の方と出くわすことも。
そこで観光客の方々にお願いです。波照間島に旅行に来た時に道端でしゃがみ込んだり伏せたりお祈りしている女性を見かけても、近寄ったり話しかけたり写真を撮ったりしないでくださいね〜。
神行事中は関係ない人と話をすることも忌避されているので、説明もできないのがもどかしいところですが、昔ながらの巡行が今も行われている島ならではです。すばやく察してその場を立ち去り、心の中で神司たちと一緒に波照間島の平穏無事を祈ってくださると幸いです。
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